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家族や恋人など、大切な人がうつ病でどうすればいいのか悩んでいる方に、うつ病の人に対する接し方をお話しましょう。
まず接し方の鉄則は、「励まさない」「怒らない」です。うつ病患者に対して「頑張れ」とか「どうして○○ができないの?!」などの言葉は絶対に禁句です。うつ病にかかる人には、自分だけに全ての責任があると思ってしまう人が多いです。そんな人に「頑張って」なんて言ってしまうと、「ああ、私はまだまだ頑張りが足りないんだ」とか「どうしよう…!!何もできていない!!」と、どんどん自分を追い込んでしまいます。ですからうつ病患者には「ゆっくり、あなたのペースでいいよ」「いつでもいいよ」と言ってあげるようにしてください。
次に大切なのは、十分に休養をとらせることです。仕事や学校を休めるなら、積極的に休ませてください。主婦の場合は、家事の負担を減らしてあげましょう。とにかく、物質的にも心理的にも負担をできるだけ取り除くことです。
また、話をゆっくりと聞いてあげることも大切です。うつ病患者は自分だけの世界に引きこもってしまい、外への扉を閉めてしまいがちです。じっくりと話を聞いてあげることで、少しずつでもその扉は開いていくでしょう。話の内容は何でもいいのです。自分が今思っていること、感じていることを話させて、それを理解し、共感してあげてください。うつ病患者にとってそれが何よりの心の安らぎなのです。
話を聞く一方で、その人とは違った意見や考えが他にもいろいろあるということも伝えてあげてください。でも押し付けがましく言ってはいけません。うつ病の人が思い悩んでしまうことのない様に、言葉を慎重に選びながら話さなければなりません。
そして最後に、病人ということで特別扱いせずに、普通に接すること。実はこれが一番難しいことかもしれません。急にやさしく接したりすると警戒心を持たれて、余計にガードがきつくなってしまい、自分の殻に閉じこもってしまうかもしれません。
ただ、いつも側にいてあげて、「一人じゃないんだ」と安心させてあげればいいのです。大きく温かい心で包んであげてください。そうすれば、患者本人の中から、うつ病を克服する力がわいてきます。
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